「ふくしま集団疎開裁判」10.15集会によせて

「放射能から子ども達を守ろう みさと」の名取知衣子です。
首都圏のホットスポットと言われる埼玉県三郷市で、保護者が協力し合って、学校や市に対応を求めてきました。
私も、小学校4年生と1歳半の2児の親です。

私達も、原発事故の責任が自治体にないことはわかっています。
でも、ひどい事故は、起きてしまいました。
目の前で、日々被ばくしていく子ども達を、そばにいる大人が守らなくちゃいけません。
それぞれの立場でできることを一生懸命やっていく、それが大人としての責務だと思っています。
子どもにとって、学校、友達、本当にとても大きい、とても大切なものです。
それを、
「心配なら転校すればいい」「遠足が心配なら休めばいい」「給食が心配なら食べなければいい」
教育の責任ある大人がそう言ってしまったら、子どもは苦しみます。
それを見ている親もつらいです。でも、子どもに被ばくさせたくない。板挟みになりながら、日々を過ごしています。

三郷市の対応もまだまだですが、市民としてひとつうれしいことがあります。
震災後、広野町の方々を集団で受け入れ、娘の小学校にも集団で転校してきました。
郡山市が助けを求めれば、名乗り出る自治体はきっとあると思います。
子どもが傷ついていたら、大人みんなで守っていく、まだまだそういう日本であると、私は信じています。
この裁判が、それを示してくれることを、信じています。
私は今日、被災地の人を応援に来ているというつもりで来たのではありません。
今日本に住む一人の親として、この裁判でいい結果がでることを願って来ました。
三郷市の保護者たちも、同じ思いでいます。


名取知衣子 (放射能から子ども達を守ろうみさと 代表)